UTFFフォーミュラカー展示
東京大学フォーミュラファクトリー
@矢内原通りB2
全日全時間帯
年に1度、学生だけで制作した車を持ち寄って開催されるものづくりコンテスト、全日本学生フォーミュラ大会。そこで活躍するフォーミュラカーと呼ばれる車は「車輪とドライバーがむき出しになっている」などの厳格な基準を満たす、一般の自動車とは異なる車だ。東京大学フォーミュラファクトリーは年に1台、フォーミュラカーを学生の手でゼロから制作し、走行性能や経済性などを他大学と競う。
駒場祭では、今年9月の大会に出した車両を展示。エンジンを始動させるデモンストレーションも行う予定だ。他大学の車両にクラッチ操作が必要なマニュアル車が多い中、東大は簡単に運転できるようクラッチ操作が不要なオートマチック車を制作。さらに安全性も重視し、ドライバーの足を前輪の後ろまで下げることで、正面衝突の際のドライバーの危険を減らす。「車両に触れても良いし、運転席に座っても良いので気軽に立ち寄ってほしい」と副責任者の本多詩聞さん(理Ⅰ・1年)は呼び掛ける。
普段は大学内での活動が中心で、金属を加工して部品を作る活動もあれば、制作コストに関する書類などを作るデスクワークもある。加えて、サーキットで試走会を行うことも。「一つでも不具合があると車両は動かないので、どれもハードな活動です」
「フォーミュラカーは一般の自動車より簡素な構造なので、車の仕組みを学ぶには最適です」と企画責任者の北原丈裕さん(理Ⅰ・2年)。設計に関わった部員が近くにいるため、疑問点はすぐに聞けるという。今年の大会に出場したフォーミュラカーの迫力を感じつつ、部員の隠れた知恵と苦労を探してみてほしい。
この記事は、2018年11月13日号に掲載した記事の転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
インタビュー:好奇心をクイズに生かす 三浦奈保子さん(タレント)
ニュース:全勝対決制し昇格へ前進 アメフト横国大戦 第4Qで逆転
ニュース:植物の乾燥耐性向上へ 理研や農・篠崎教授ら
ニュース:金子名誉教授に文化勲章 租税法で功績
ニュース:情報セキュリティ教育 未受講でWiFi停止
企画:〜迷ったらここに行こう〜 編集部厳選 おすすめ企画11
企画:女子学生21人がアプリ開発に挑戦! 東大ガールズハッカソン2018
企画:個性豊かな10人の候補者が大集合 駒場祭3日目開票 ミス&ミスター東大コンテスト
駒場Ⅰキャンパスマップ
キャンパスガイ:細江塔陽さん(文Ⅱ・2年)
※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。