キャンパスライフ

2018年11月21日

【駒場祭おすすめ企画】中国茶カフェ 舌から始まる日中交流

中国茶カフェ

東京大学中国茶同好会

@1号館120教室

全日全時間帯

 

手慣れた様子で中国茶を注ぐ講師。茶器も本格的だ

 

 味や香りを楽しむ中国茶。その種類は何千種もあり、製造方法や茶の入れ方によって風味は大きく変わってくるという。北京で買った茶器を使い、中国風に店を装飾した「中国茶カフェ」では、東京大学中国茶同好会が本格的な中国茶を振る舞う。

 

 中国茶カフェでは中国茶を提供する他、茶に関する知識や作法について店員が給仕時に紹介する。さらに、会員の中には留学経験者が多いため留学相談ができる他、留学生による中国語教室も開催される予定。もちろん中国に関する知識が皆無でも大歓迎だ。「洗練された味わいだけでなく、お茶を通して交流が深まることも中国茶の魅力です」と駒場祭責任者の浅野宏耀さん(養・4年)は語る。

 

 実は東京大学中国茶同好会が創設されたのは今年9月と、できたばかり。当初は第二外国語教育を重点的に行うプログラムであるTLPの学生など、中国に興味がある数人でお茶会を開いていた。しかし代表の磯尚太郎さん(養・4年)が北京大学へ交換留学をした際、中国茶の魅力を他の人にも伝えたいと思いサークル創設を決意。東大に多くはない日中交流サークルを新たに作りたい気持ちもあった。

 

 普段は中国に限らず米国などからの留学生も混在する環境で、さまざまな中国茶を飲み比べながら会話を楽しむ。茶葉を取り扱う店から専門家を招いた講習会の開催や、早稲田大学など他大学の日中交流サークルと連携した活動も行う。

 

中国茶と会話で盛り上がる茶会

 

 「学内だけでなく、学外の人にもあまり飲む機会のない中国茶を味わってもらえれば」と浅野さん。磯さんも「中国茶に興味がある人もない人も、気軽に楽しんでもらいたいです」と意気込んでいる。


この記事は、2018年11月13日号に掲載した記事の転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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