東大には約380ものサークル・運動会があるため、新入生にとってサークル選びは悩みの種の一つだろう。そこで今回、学術系・文化系・運動会の団体を一つずつピックアップ。今回は、現代国際法研究会の代表・清水海杜(しみず・かいと)さん(文I・1年)に団体の魅力を聞いた。新入生のあなたにぴったりのサークルが見つかるかも? (取材・安部道裕)
多様なゼミで興味を追求
現代国際法研究会は法学者の筒井若水名誉教授が開講していた「昭和43年度筒井ゼミナール」を前身とする、50年以上の歴史を持つサークル。長年参加を続ける国際法模擬裁判大会に加えて、近年は国際法の勉強会にも力を注いでいるという。
主な活動は模擬裁判大会への出場と勉強会の二つ。年間を通して数々の模擬裁判大会に参加しており、宇宙法模擬裁判大会の日本大会は現在2連覇中。先月行われた世界最大の模擬裁判大会である「ジェサップ国際法模擬裁判大会」の日本予選では優勝を果たすなど優秀な実績を残している。
2022年度代表幹事の清水さんは「勉強会は、各自が活動頻度を調整できて、かつ自分の興味がある分野に特化した参加をできるように心掛けています」と語る。そのため現代国際法研究会には、知財法ゼミ、自衛権ゼミなどいくつかの分会があり、すべての基礎となる国際法勉強会に加えて好きな分会に好きなだけ参加できるようになっている。分会の数はAセメスターになると7、8ほどになり、さらに広く深く国際法を学べるようになる。分会の立ち上げは1年生でも可能で、自分の興味を追求できるのだという。
文Iの学生だけでなく理系の学生も所属している。また、勉強会や模擬裁判大会では、一方的に先輩から教えてもらうだけでなく、時には同じ土俵で議論を交わすこともあるという。後期課程に進学した後もサークルに残り続ける3、4年生も多く、より深く充実した議論ができる環境が整っている。
新入生に向けて「高校では学ばない国際法という分野に挑戦できるのは面白いと思います。模擬裁判などは難しそうに見えるかもしれないですが、先輩が優しく教えるので少しでも興味を持った方は気軽に参加してください」とメッセージを送った。
<基本情報>
人数:75人ほど
活動頻度:各自で調整可能。週1〜
活動場所:新型コロナウイルスの感染状況に応じて、大学の教室やオンライン
費用:会費無料。大会の参加費なども負担なし
公式HP:http://u-tokyo-inl.deca.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/utmilc_2021
公式LINE:https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=989gkvcj