キャロライン・ケネディ駐日米国大使が1月22日、「日米のパートナーシップとグローバルシチズンの役割」をテーマに、駒場Ⅰキャンパス数理科学研究科棟で講演した。ケネディ大使は、集まった約150人の学生に対しグローバル化の意義を英語で述べ、東大生3人と対話を行った。
来場者からの質問に答えるケネディ大使
ケネディ大使は、集まった学生にグローバル化の問題や意義を説明。「飛ぶ前に見よ」という言葉を引用して、海外留学により新しいことを実践、異文化を経験する重要さを述べた。
その後、井上茜さん(養・4年)、梁瀬晴啓さん(養・4年)、ベロワ・ニーナさん(文Ⅲ・2年)との対話を実施。社会における女性の役割や日米の関係、両国の学生の違いなど、幅広いテーマについて議論した。
会場の学生からも質問が飛び交った。成功を収めるために最も大事なことは何か、という質問に対しては「失敗を恐れず自分に自信を持つこと」と回答。全ての質疑は英語で行われ、ケネディ大使からもユーモアを交えた返答が見られた。
今回の対話では前期教養課程の学生を対象に200人が募集され、約150人が会場に足を運んだ。講演は英語で行われたが、日本語による同時通訳も実施された。
この記事は、2015年2月3日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。