2014年3月に開設した東京大学新聞オンライン。おかげさまで、順調にページビューも増え、今まで紙媒体では届かなかった層の方々にも、ご覧いただけるようになりました。
来年も、 「東大と社会をつなぐ」をコンセプトに、普段接することのないユニークな東大関係者の方々から話を聞き、そのひと味ちがった人間的魅力や、培ってきた知恵を、多くの人々に届けたいと考えています。
読んでくださる皆様のお陰で、多くの方々からワクワクする話を伺うことが出来ました。今後も自分たち自身が「面白い!」と思える話を集め、読みがいのある媒体にしていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします。
(編集長)
オンライン編集部選、2014年この記事は面白かった大賞(上半期編)
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『進撃の巨人』が生まれるまで
講談社で『進撃の巨人』の編集者を務める川窪慎太郎さんのインタビュー。 『進撃の巨人』や、その作者の諫山さんは、他の漫画や新人作家となにが違ったのか。
編集長コメント 『進撃の巨人』の制作秘話も面白いけど、川窪さんのマンガ漬けだった学生生活や、就活での会社選びの基準の話も面白いです。
(2/7)
好きなものをバカにされたくないなら、やるしかない。
『妄想娘、東大をめざす』の作者で、東大の大学院生である大石蘭さんのインタビュー。自分を変えようと東大を目指したロリータ少女が、東大に入って感じたこと。
編集長コメント これは受験を控えた高校生にぜひ読んでほしい。 「受験勉強にかぎらず、自分をさらけだすことが、道をきりひらく第一歩」というのは納得です。
(3/7)
みんな自分が思っているほどまともじゃない、変態から始めよう
漫画『東京大学物語』の作者 江川達也さんが、人の持っている根源的な欲求を「表現すること」に昇華させる難しさについて語る。20年前にも取材した江川さんが、現在の東大と20年前の東大とを比べる連載企画。
編集長コメント 人から褒められる物を作るのではなく、もっと恥ずかしい自分の内面をさらけ出す物を作れっていう言葉には唸らされました。クリエイティブに生きたいと思っている人は必見です。
(4/7)
5年後どうなるかわからなくても夢を追いかけてベンチャーへ
恋愛コラムなどで有名な、ブロガーで作家の「はあちゅう」こと伊藤春香さん。電通をやめベンチャーに転職した経緯を語った。 「最終的な目標にたどり着けるよう、5年後、10年後を意識して、自分がいる場所を選んでいく」
編集長コメント はあちゅうさんを射止めた社長さんの殺し文句がかっこよい!はあちゅうさんの連載は、「恋に慣れない東大男子とも仲良くしておくべき理由」も面白かった。ツイッターでもずいぶん話題になりました。
(5/7)
「数学と音楽は似ている」数学科卒、JAZZピアニストの音楽論
JAZZピアニストで数学者の中島さち子さん。高校生の時には、数学オリンピックで日本人女性初の金・銀メダルを獲得し、東大卒業後はジャズピアニストとして活躍している。自身の学生生活を振り返りながら、大学生のうちにすべきことを熱く語ってくれた。
編集長コメント
読むと、明日から頑張ろ!って気になります。前期教養時代から好きなものを知的に突き詰めている中島さんの言葉は、怠惰な生活を送っていた自分の胸には重い…。
「数学と音楽は似ている」数学科卒、JAZZピアニストの音楽論
(6/7)
なぜDeNAに入社する東大生が多いのか?
DeNA新卒採用グループリーダー石倉秀明さんに、採用の裏側を聞いた。採用の際、重視するのは「思考の独立性」と「逃げずにやり抜く力」。
編集長コメント 2014年4月にDeNAに入社した新卒のうち、東大生は4分の1以上なのですね。 「裁量を持って、自分でビジネスをしたい学生が増えている」という石倉さんの実感は、自分の周囲をみても理解できる気がします。
(7/7)
就職はできなかったけど夢を叶えた大人の話
霜田明寛さんの就職連載の最終回。就活に失敗したことで得たものについて語っている。 「僕がそのとき夢だと思い込んでいたものは、就職活動のときに生まれた、『目先の目標』だったのです。就職できないことと、本来の夢がかなわないことは全く別物でした」
編集長コメント 実用的な就活記事が多かったなかで、最終回では、自身の大失敗した就活で感じたことを熱く語ってくれました。これから就活に挑む方々には、 「選考に落ちたとしても、それは人生全体で見たら決して悪いことではない」と断言する霜田さんのこの記事を、一度読んでからエントリーシートを書き始めて欲しいです。
以上、オンライン編集部選、2014年この記事は面白かった大賞(上半期編)でした。
(文責 須田英太郎)