3月10日(金)の合格発表から入学までの1カ月弱は各種手続きや合宿など多くの行事があり、慌ただしくなってしまうもの。計画的に入学準備を進めるために、合格発表から入学式までのスケジュールを確認しておきましょう。
合格発表
3月10日
今年から4年ぶりに合格者番号の掲示が再開。掲示は午後0時半から、本郷キャンパス法文1号館と2号館の間で行われます。正午ごろ、東大のウェブサイトなどにも合格者の番号が掲載され、午後には合格者にレタックス(電子郵便)で合格通知書が送られます。
東京大学新聞社では、全ての合格者の受験番号が掲載された「合格記念号」を合格発表当日の午後2時ごろ、本郷キャンパス第二購買部前と駒場Ⅰキャンパスのコミュニケーション・プラザ南館で販売予定です。合格の記念にぜひお買い求めください。
入学手続き
3月11~15日(必着)
2次試験終了後に配られる入学手続き書類を期限内に郵送します。入学後に履修する初修外国語はここで決め、クラスも初修外国語に基づいて決まります。後日、手続き完了の知らせと諸手続きに必要な書類が送られてくるので、大切に保管しましょう。
諸手続き
理科 3月29日
文科 3月30日
科類ごとに駒場で手続きをします。例年混雑するので、早めに来ておくといいでしょう。
1号館で各種書類の受け取りや提出を行います。講義シラバスなども配布され、初修外国語で決まるクラスも知らされます。
手続き後、前年度入学の同じクラス(上クラ)からオリエンテーション合宿(オリ合宿)の説明があり、夜にはオリ合宿に先立った懇親会(プレオリ)を開くクラスもあります。1号館を出ると、にぎやかなサークルの勧誘が待っています。
学部ガイダンス、サークルオリ
理科 3月31日
文科 4月1日
午前中、教務課や教員から、施設利用や講義の履修上の注意などが説明されるガイダンスが行われます。
午後はサークルオリ。各サークルが教室にブースを構え、新入生は各ブースを回ってサークルについて説明を受けます。ビラなどを参考に、見に行くサークルを事前に絞っておくといいでしょう。
オリ合宿
理科 4月1・2日
文科 4月2・3日
2年生の企画の下、クラスごとに1泊2日の旅行に行き、親交を深めます。行き先は日光、山中湖、箱根、秩父など東京近郊の観光地が多いです。2年生は、昨年の夏から下見や話し合いを重ね、準備を進めています。
初めて会う人といきなり寝泊まりすることになりますが、戸惑いつつもほぼ全員が参加。クラスの雰囲気はこのオリ合宿で決まるといってもいいでしょう。自治委員、五月祭・駒場祭連絡係などのクラス委員も、この合宿中に決めることが多いです。
授業開始
4月5日
4月12日の入学式を前に、授業が始まります。最初の授業では、講義の概要や単位認定・成績評価について説明されることが多いですが、いきなり講義を開始する授業もあります。
「鬼」や「仏」といった教員の評判が流布するのもこのころ。単位の取得しやすさや課題の分量によって付けられます。しかし、履修する授業はあくまで自分との相性を見定めて決める必要があるでしょう。
入学式
4月12日 (→東大の入学式は、なぜ12日開催なのか)
日本武道館で行われます。入学手続きが終了すると送られてくる書類に入場券が入っており、これを使うと入学者以外に2人まで入場できます。
式典は1時間20分の予定で、総長の式辞や応援歌の斉唱、入学生の代表による宣誓などが行われます。東大生になったと実感することでしょう。
【東大受験生応援連載】