東大2次試験まで残り1カ月を切りました。出願も終わり、本番に意識が向いてきた受験生も多いと思います。今回は、現役東大生が2次試験の時にやって良かったことを紹介します。
「前日には勉強はほどほどに、試験当日をどのように過ごすかイメージトレーニングをしていた」(総合文化研究科・修士1年)
試験前日はイメージトレーニングをして過ごしていたという意見が聞かれました。試験当日の過ごし方を把握しておくことで、余計なことに気を払わずに済みます。この学生が合格を勝ち取ったのは、イメージトレーニングの結果試験だけに集中することができたからといえるでしょう。
「他の人と答え合わせをしないと決めておいた。また、答え合わせをしている声に耳を貸さないと決めておいた」(文Ⅰ・1年)
ある教科の試験を終えると、どうしても答え合わせをしてみたくなってしまうもの。それでも、答え合わせはしないと初めから決めていたという人もいます。答え合わせをするかしないかは人それぞれの好みですが、自分の解答が間違っていたと知ったショックで、その後の試験に影響が出るということがないようにしましょう。
「試験会場に参考書は持ち込まず、各教科の重要な点を自分でまとめたメモだけを持ち込んだ」(文Ⅲ・1年)
この学生は、参考書ではなく自分で作ったメモを持ち込んだと話してくれました。参考書を持ち込んだとしたら、いろいろな箇所を見ただけで苦手分野を見逃してしまうことが起こり得ます。しかし自分専用のメモを持ち込めば、苦手分野などをピンポイントで確認できることでしょう。
「『後悔のないように全力を尽くせたら、受からなくてもいいや』と考えたら、一気にリラックスできた」(文Ⅱ・2年)
2次試験に向けてできる限りの準備をしたら、後は思い切った気持ちで試験を受けるしかありません。同じ学生は「最後まで粘ることが大切」とも話してくれました。これまでの努力を信じ、最後の最後まで1点でも多く取ろうという気持ちで試験に臨むのが、一番の合格の秘訣なのかもしれませんね。
入試は、少しの工夫で調子が大きく変わってきてしまいます。現役東大生の意見を参考にして、最高の状態で試験を受けられるようにしてください!
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