情報理工学系研究科は、2020年度の修士課程入学定員を前年度から85人増の243人とした。情報教育の強化が目的で、同様に同研究科の講師以上の役職に就く教員の数も30人増員された。
今回の増員について石川正俊情報理工学系研究科長は「情報系の科学技術は全ての分野の革新をもたらすと考えており、学生にはそのような変革を起こす人材となってほしい」とコメント。増員の背景には①近年の情報系人材の需要の高まり②同研究科を志望する学生の急激な増加③米国や中国などの大学に比べて低い、日本の大学の情報系の学生比率ーーなどが挙げられる。
石川研究科長によると、近年は情報系の企業のみならず、銀行、商社、生保、コンサルなどの企業でも情報系の人材の需要が高まっている。実際にそうした企業に就職する学生も増え始めているという。
この記事は2020年3月10日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
企画:2020年度東大入試 合格者受験番号
ニュース:文Ⅲ最低点文Ⅱ超え 理Ⅲ以外で平均点下降 前期日程試験3010人が合格
インタビュー:東大卒映画監督・豊島圭介さんに聞く 青年たちの熱さ、今へ
ニュース:KAGRA 重力波観測を開始 アジア初の重力波望遠鏡
ニュース:新型コロナ 学位記授与式・卒業式を縮小 オリ合宿など中止も相次ぐ
ニュース:シリコン負極電池実用化へ道 二次電池容量20%増
ニュース:情報理工 修士定員85人増 情報教育強化へ
企画:新生活に潜む落とし穴は データと失敗談から見る東大生活の送り方
企画:東大 部活・サークル一覧
企画:多言語で世界を考える喜びを 教員と参加学生に聞くTLP制度
キャンパスのひと 中村慧地さん(文Ⅱ・2年)
※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。