東大教養学部は8月8日、担当教員が同じクラス内で、情報の定期試験を異なる試験時間で実施するミスがあったと、東京大学新聞社の取材に答えた。学部は同日、当該試験室の受験者に、成績評価で不公平がないよう適切に対処するとのメールを送信した。
情報の全クラス共通問題は、7月26日3限に60分で実施される予定だった。今回ミスがあったクラスでは、101人の受験者が二つの試験室に分かれて同一の試験問題を解答したが、60分と90分で試験時間が異なっていた。試験終了後に教養学部が試験時間の違いを把握したため、試験会場では受験者に対し説明がなかったという。
当該クラスの学生によると、追試や再試験は行わないが、試験室ごとに成績評価を行うと学部からメールで伝達された。二つの試験室の受験者数はほぼ同数で試験の条件が同一だったため、不公平はないとの説明があったという。