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2021年1月27日

20年12月時点の就職内定率 国公立大は87.8% 過去最高の昨年度から1.9ポイント減

 文部科学省と厚生労働省は1月15日、2021年3月卒業予定の大学生の就職内定率(12月1日時点)を発表し、国公立大学の就職内定率は過去最高を記録した昨年度から1.9ポイント下がり87.8%だった。私立大学の就職内定率は80.4%となり、昨年度から5.9ポイント下がった。

 

 大学全体での就職内定率は82.2%で、昨年度から4.9ポイント低下した。両省は男女別の集計と、国公立大学、私立大学ごとの集計、地域別の集計などを実施したが、全ての内定率が昨年度から減少した。男女別では、男子が昨年度から5.4ポイント減の80.4%で、女子が過去最高を記録した昨年度から4.3ポイント減の84.3%だった。うち、国公立大学の男子は昨年度から3.0ポイント下がり84.9%で、国公立大学の女子は過去最高を記録した昨年度から0.6ポイント下がり91.1%だった。文理別では、文系は81.3%(昨年度比5.6ポイント減)、理系は86.0%(同2.1ポイント減)だった。

 

 

 両省は併せて就職希望率も公表した。大学生全体では79.0%(同0.4ポイント減)、男子では74.0%(同0.2ポイント減)、女子では85.9%(同0.7ポイント減)となり、いずれも過去最高を記録した昨年度からポイントが下がった。

 

 本調査は96年度開始で、今回は全国の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校112校の6250人を対象とした。就職希望者に占める就職内定者の割合を就職内定率としている。

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