教養学部学生自治会選挙管理委員会は5月27日、第147期正副自治会長選挙の結果を公示した。ガリグ優悟さん(文Ⅲ・1年)が自治会長、柳田桃花さんが副自治会長に当選した。ガリグさんらは自由で開かれたキャンパス作りを訴え、駒場キャンパスの門と図書館の24時間開放などを掲げていた。
ガリグさんらが公約とした事柄は①開門時間の正常化②図書館の夜間開放③ミスジェンダリングを防ぐキャンパス設計④困窮学生の学食割引⑤通名使用の拡大⑥教養学部自治会の拡大ーの六つ。門について、新型コロナウイルス感染症の拡大以降、正門以外の門が夜間閉鎖されている現状に対し、構内の街灯の増設と並行して24時間開放への復帰を目指すとした。図書館についても24時間開館への移行を掲げた。学食のセーフティーネットとしての役割にも触れ、学食マネーのシステムを活用した割引制度導入を訴えた。
ガリグさんらは、自治委員会が146期に一度も召集されておらず(選挙期間時点)、機能不全に陥っている現状を指摘。具体的施策として、自治委員会の招集回数を増やし選挙管理委員会との連携も強め選挙公報活動を発展させることも挙げた。
正副自治会長の任期は半年で、第147期は7月1日から始まる。第147期正副自治会長選挙は5月22〜26日に実施された。選挙管理委員会算出の投票率は40.38%と過去10期で最多で、有効投票数は2467票だった。正副自治会長選挙にはガリグさん・柳田さんのほかに各1人出馬しており、ガリグさんの得票率は54.07%だった。
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