東大は19日、日本ペイントホールディングスと産学協創協定を18日に締結したことを発表した。協定に基づく取り組みとして、コーティング技術に関する共同研究などを実施する社会連携講座「革新的コーティング技術の創生」の設置が決定された。協定期間は2025年までの5年間で、規模は10億円。
東大は総合塗料メーカーである日本ペイントHDとの協定を通じて「塗料とコーティング」を軸に、新型コロナウイルス感染症(COVID—19)の拡大防止に資する技術や終息後に訪れる社会の課題解決に向けた技術の実現を目指す。そのために、リモート社会の基盤づくりや持続可能な社会などを実現するための技術の研究などに取り組む。
協定に基づき、東大大学院工学系研究科に10月から25年9月までの5年間、社会連携講座「革新的コーティング技術の創生」の設置を決定。共同研究では、抗菌・抗ウイルス機能を有し、感染拡大防止を実現するコーティング技術や、環境負荷低減・社会コスト抑制に貢献するコーティング技術などの研究を進める。コーティングについて高度な知識と技術を習得した人材の育成と、次世代の人材を輩出するための教育プロセスの確立にも取り組む。
この記事は2020年5月26日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
ニュース:新型コロナ感染拡大下の進学選択(上) ガイダンス、理では参加者大幅増
ニュース:新型コロナ ネコの間で容易に感染 明確な症状は出ず
ニュース:生協実施アンケート 学部生の半数が経済面に不安
ニュース:産学協創 日本ペイントHDと持続可能な社会の実現へ
ニュース:仮設体育館解体へ 駒場Ⅰ 新体育館は竣工済み
企画:「教養」、身に付いてますか? 駒場のリベラルアーツを考える
企画:各学部4年生に聞く 学生生活紹介
企画:言語学習のモチベーション 新たに外国語を学ぶ人たちへ
研究室散歩:@歴史学 大塚修准教授(東京大学大学院総合文化研究科)
漫画×論評:『性別「モナリザ」の君へ。』吉村旋
キャンパスのひと:河野麗さん(工・4年)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、STORES.jpのオンラインストアを休止しております。申し訳ございません。
定期購読の方には登録されたご住所に届けられますが、物流の混乱で遅れが発生する場合がございます。
あらかじめご了承ください。