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2025年1月19日

東大、岩手県と地域連携協定を締結 震災復興などで連携強化

 東大と岩手県は昨年12月19日、岩手県庁で締結式を開き、地域連携に関する全学包括連携協定を締結した。「希望郷いわて」の実現を目指して、東日本大震災からの復興支援などでこれまでの協力関係を強化し、さらなる連携を進める。

 

 協定で両者は①東日本大震災からの復興②地域課題対応のための研究推進③地域での取り組みを通した人材交流・育成④研究成果の社会実装──などについて連携するとした。

 

 岩手県大槌町には東大大気海洋研究所の大槌沿岸センターが位置し、東日本大震災では施設が津波で壊滅的な被害を受けた。震災以降、東大と大槌町はや津波からの海洋生態系回復に関する研究などで連携してきた。

 

 他にも①波力発電所の設置(生産技術研究所、久慈市)②東日本大震災津波伝承館におけるローカル5Gエリア化と遠隔での見学の取り組み(工学部、陸前高田市)③希望学や危機対応学の研究(社会科学研究所、釜石市)──など、複数の東大関係機関が岩手県で活動している。協定の締結で、今後これらの取り組みの拡大や新たな研究協力も期待される。

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