東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)は17日、同センターが運用するデータ解析拠点「ATLAS地域解析センター」が新型コロナウイルスのタンパク質解析を行う国際プロジェクトに4月10日から参加していると発表した。ATLAS地域解析センターは欧州合同原子核研究機構のチームの一員としてプロジェクトに参加。チームとして15日時点でプロジェクト中10番目に多い計算資源を提供している。
ICEPPなどが参加するプロジェクト「Folding@home」では、ウイルスが宿主細胞の免疫に抵抗したり、宿主細胞で増殖したりするためのタンパク質の構造解析を実施。新薬開発に向けて、世界中から提供される計算資源を使ってコンピューターシミュレーションを行っている。
この記事は2020年6月23日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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