スケート部アイスホッケー部門は12月19日、筑波大学とリーグ戦(関東大学アイスホッケーリーグ戦ディビジョンⅡ)最終節を戦い、0―2で敗れた。序盤は互角以上の戦いを見せたものの、試合中盤に立て続けに2失点。その後の猛攻は実らず、今季は6チーム中5位でリーグ戦を終えることとなった。(取材・清水央太郎)
東大|000|0
筑波|020|2
今季を締めくくる最終戦の対戦相手は筑波大学。試合前々日まで仙台で七大戦を戦っていた東大は疲労が心配されたが、むしろ七大戦を全勝で終えた勢いそのままに素晴らしい立ち上がりを見せる。筑波大学相手にプレスを仕掛け相手になかなかパスをつながせない。終盤には両チームがパワープレーの好機を得るも、スコアボードを動かすことはできず第1ピリオド(P)を終えた。
第2P、序盤に東大が決定的なチャンスをつくるも相手ゴーリーのファインセーブに阻まれ決め切れないでいると、この日2度目のパワープレーのピンチを迎える。ここでついに筑波の猛攻に耐えきれず先制を許すと、その直後にも失点し2点ビハインドという苦しい状況に。なんとか悪い流れを断ち切ろうと猛攻を仕掛けていくが、ポストに2度嫌われなかなかゴールネットを揺らせない。反則の少ない東大には珍しく、この試合3度目のマイナーペナルティ(2分間退場になる反則)を犯すなど自分たちのリズムをつくれなかった。
迎えた第3P、2点をリードし重心を後ろに置く筑波に対し、果敢に攻めていく東大。このPの大半を相手ゴール前でプレーする展開となったが、ゴール前の壁をこじ開けられない。残り3分からは前節と同じようにゴーリーを下げフィールドプレイヤーを1人増やす背水の陣を敷き、このPだけで2桁のシュートを浴びせたものの最後まで得点できずタイムアップ。最終戦で悔しい完封負けを喫してしまった。
・檀野監督のコメント
勝ちたかった試合でした。疲労は心配でしたが、前半は互角以上の戦いができていたと思います。しかし、試合中盤に不運な形で2点を失ったことが最後まで響いてしまいました。今季は5位に終わりましたが、来季はゴーリーの岸本大聖(法・3年)をはじめ主力が残るのでしっかり結果を残したいです。
・遠見主将のコメント
試合開始から、全員いつもの調子でプレーできていたと思います。試合全体を通して、こちらのペースで進められていたと思いますが、 数あるチャンスをものにできず、結局無得点で終わってしまいました。守備では決定的なピンチこそつくらなかったものの、ゴール前での混戦から立て続けに2失点してしまい、最終順位5位という結果に終わってしまって悔しいです。