敗戦が決まりうなだれる中村勇太(理I・2年)(撮影・安部道裕)
スケート部アイスホッケー部門は12月5日、駒澤大学とリーグ戦(関東大学アイスホッケーリーグ戦ディビジョンⅡ)第4戦を戦い、3―6で敗れた。序盤、中盤とスピードと迫力にあふれる攻防をコート上で繰り広げなんとか食らい付いたが、足の止まった終盤に畳み掛けられ敗戦。優勝争いからは一歩後退することとなった。12月19日に筑波大学とのリーグ最終戦が予定されている。(取材・清水央太郎)
東大|1 1 1|3
駒大|1 1 4|6
東大のこの日の対戦相手は圧倒的な攻撃力を武器にここまで無敗を誇る駒澤大学。そんなチームに対しても東大は守りに入ることなく、第1P(ピリオド)3分にいきなりパワープレーの好機を得ると、すかさず先制に成功。しかし駒大もそう簡単には引き下がらず、その1分後には追い付いてみせた。
第2Pでは両チームがコートの至る所で激しいぶつかり合いを繰り広げ、アイスホッケーが「氷上の格闘技」たるゆえんを見せつけた。1点ビハインドで迎えたこのP8分、この日3度目のパワープレーの好機をここでもしっかりものにし、同点で運命の第3Pを迎える。
ところが第3P、足が止まり始めた東大に対し、駒大はコートを広く使ってパスを回しだす。そして開始30秒で勝ち越しを許すと、9分、10分には立て続けに2失点。リーグ優勝へ向けこれ以上負けられない東大は、11分にフォワード・松井大弥(育・3年)のゴールで1点返すと、直後にゴーリーを下げ、フィールドプレーヤを1人増やす作戦を採る。背水の陣を敷いたものの駒大ゴールをこじ開けることはできず、逆に試合終了間際に無人の自陣ゴールへパックを流し込まれ万事休す。優勝を争う難敵相手に手痛い敗戦を喫してしまった。
ファインセーブを見せるゴーリー・岸本大聖(法・3年)(撮影・安部道裕)