スポーツニュース

2021年12月5日

【アイスホッケー】学習院大戦 息詰まる攻防戦に競り勝つ

 スケート部アイスホッケー部門は12月4日、学習院大学とリーグ戦(関東大学アイスホッケーリーグ戦ディビジョンⅡ)第3戦を戦い3─2で勝利した。第1ピリオド(P)を0─0、第2Pを2─2として迎えた第3Pに勝ち越しに成功。そのまま守り切りリーグ戦2勝目を収め、翌5日の駒澤大学との一戦へ弾みをつけた。(取材・安部道裕)

 

第3P、勝ち越しに成功する(撮影・安部道裕)

 

東大 |021|3

学習院|020|2

 

 第1P5分、ここまで反則の少なかった東大が珍しく反則を犯し、学習院大にパワープレー(相手の反則による退場で1人多い状態で行う攻撃)の機会を与えてしまう。いきなりのピンチを迎えるがここを防ぎ切り、このP終盤には攻勢に転じたが無得点に終わった。

 

 第2Pは「試合に慣れて足が動いてきた」と遠身亮二主将(医・4年)が試合後振り返るように、ショット数が15本に上るなど猛攻を仕掛けていった。このP2分、パワープレーからフォワード・中村勇太(理Ⅰ・2年)が待望の先制点を押し込む。勢いに乗った東大はさらに人数をかけて敵陣ゴールに襲い掛かっていくが、前のめりになったところを学習院大のカウンターを受け同点に、さらに追加点を奪われ勝ち越しを許してしまう。しかしその直後には東大もフォワード・山口尚紀(文Ⅲ・1年)が同点弾を押し込み、勝負は第3Pへ。

 

敵陣ゴールを攻めたてるこの日2ゴールのフォワード・中村(撮影・安部道裕)

 

 第3P序盤は両チーム一進一退の攻防を見せるが、徐々に東大が敵陣で攻める機会が多くなる。すると8分、中村がパックを浮かせる華麗なショットを見せ、この日2点目を挙げる。勝ち越しに成功した東大はゴーリー・岸本大聖(法・3年)のビッグセーブなどで残り時間を守り切り、今季初のレギュラータイム(15分×3P)での勝利をつかんだ。

 

守護神・岸本は第3Pにビッグセーブを見せた(撮影・安部道裕)

 

・檀野監督のコメント

 レギュラータイムで勝利できたことは大きかったと思います。チームみんながそれぞれの役割を全力で果たしてくれた結果だと思います。次戦の相手の駒澤大学は強いチーム。今日のように全員がおのおのの役割を果たせれば良い結果につながると思うので、それを期待しています。

 

・遠見主将のコメント

 これまでの2試合は共にPSSまでもつれ込む試合だったので、初めてレギュラータイムで勝利できたのは良かったです。皆良く足が動いていて、体を張れていたのは良かった点。練習の時から相手にプレッシャーをかけようと意識をしてきていて、その中で選手間でコミュニケーションを取りながら上手く守ることができました。明日の対戦相手の駒澤大学は手ごわい相手ですが、今日のように強いプレッシャーをかけて守り、相手のペースを崩して点を取りたいです。

 

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る