東大と日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)は8月21日、新たな研究プログラム「コグニティブ・デザイン・エクセレンス(CDE)」の設立を発表した。東大の持つ人文社会科学や先端科学の知見と、IBMの持つAIやIoT、量子コンピューターなどの先端デジタル技術の融合により、日本の持続的成長を実現する社会モデルの創出を目指す。今年7月から22年3月まで実施予定で、須藤修教授(情報学環)がプログラムリードを務める。
CDEは、人文社会科学やデジタルデザインの専門家の課題提起を受け、日本企業の経営幹部が社会モデルを提起する形で進められる。さらに、革新的な社会モデルをデザインする基本的な技能を学生に教育する。参画企業はパナソニックやマツダなど18社。今後は、人材交流やインターンなどの共有の場として、東大の本郷地区に産学協創スペースを新設し、研究や討議を行う予定。