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2015年6月23日

元国連東ティモール事務総長特別代表 長谷川祐弘さん講演「人間の安全保障と平和構築」

東京大学大学院総合文化研究科に発足した「人間の安全保障」プログラム(Human Security Program: HSP)では、2015年4月より、「人間の安全保障と平和構築」プロジェクトを立ち上げ、企画の第一弾として、4月から「HSP連続セミナー:人間の安全保障と平和構築」を7月末までに5回に渡って開催している。

三回目となる今回の講師は、元国連東ティモール事務総長特別代表で、法政大学グローバル教育センター客員教授の長谷川祐弘さんだ。

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長谷川先生は、93年国連ボランティア(UNV)選挙監視団統括責任者(カンボジア)、94年ソマリア国連平和維持活動(UNOSOM)政策企画担当部長、95年ルワンダ国連常駐人道調整官及び国連開発計画(UNDP)常駐代表、96年UNDP駐日代表、2002年4月UNDP紛争予防・復興担当特別顧問、同年7月東ティモール国連事務総長特別副代表・国連開発担当調整官・UNDP常駐代表。2004年5月から2006年9月までは、東ティモール国連事務総長特別代表を務められ、まさに国連による平和構築の第一線で、40年近く活躍してこられました。その後、法政大学教授として、平和構築等の研究を続けながら学生の指導にあたっておられます。

今回は特に、長谷川さんが、東ティモールの国連代表を務めておられた2004年から2006年9月に焦点をあて、2006年に東ティモールで起きた政治危機の背景、そして危機の真っただ中でどのように東ティモールの政治指導者と対話し、危機を収拾したのか、その歴史的な経験を存分に語って頂こうと思います。そして東ティモールの例を見ながら、国連と現地の人々や指導者のオーナーシップの問題について問題提起して頂こうと思います。

長谷川さんのお話をじっくり伺うまたとない機会ですので、是非奮ってご参加下さい。

•日時: 2015年6月23日(火)午後6時45分-午後8時30分
•場所: 東京大学駒場キャンパス18号館ホール
•講師: 長谷川祐弘(法政大学グローバル教育センター客員教授 元東ティモール国連事務総長特別代表)
•コメンテーター: 遠藤貢教授(東京大学「人間の安全保障」プログラム事務局長)
滝澤三郎(東洋英和女学院大学教授、元UNHCR日本事務所代表)

•司会: 東 大作准教授(東京大学「人間の安全保障」プログラム)
•言語: 日本語
•主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。

<連続セミナーご講師>

1)4月21日(火)午後6時45分―午後8時15分(18号館コラボ1)
大島賢三 (元国連日本政府代表部常駐代表、元JICA副理事長、前原子力規制委員会委員)
日本外交の一つの柱としての「人間の安全保障と平和構築」

2)5月19日(火)午後6時45分―午後8時15分(18号館コラボ3)
杉村美紀 (上智大学教授)
教育から見た平和構築~ネパールにおけるインクルーシブ教育の取り組みから~

3)6月23日(火)午後6時45分―午後8時15分(18号館ホール)
長谷川祐広 (元国連東ティモール特別代表 法政大学客員教授)
東ティモールの平和構築とローカルオーナーシップの課題

4)7月3日(金)午後6時45分―午後8時15分(18号館コラボ1)
峯陽一 (同志社大学教授)
アフリカにおける平和構築の課題と、ASEAN+3による人間の安全保障プロジェクトについて

5)7月14日(火)午後6時45分―午後8時15分(18号館コラボ1)
滝澤三郎 (東洋英和女学院大学教授)
日本による、紛争国家からの難民受け入れの課題(内なる平和構築支援の課題)

主催:東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム
共催:東京大学大学院総合文化研究科附属グローバル地域研究機構(持続的開発研究センター、持続的平和研究センター、アフリカ地域研究センター)

(文責 須田英太郎、 取材協力 東大作 東京大学准教授)

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