本郷キャンパスの工学部14号館の14号館管理室で7月13日午前に火災が発生した。火は初期消火により消し止められ、被害が拡大することはなかったものの、室内の物品のほか火災報知設備や放送設備が焼損した。
火災発生後に消防や警察が行った現場検証によれば、コンセントなどの電気機器が原因ではないとされたが、詳しい出火原因については調査中。今回の火災の影響を受け、工学部の学生によると今回の火災の影響を受け一部の授業では休講にするなどの措置が取られたケースもあったという。
東大では21年8月にも本郷キャンパス敷地内の薬学系研究科総合研究棟内の実験室で火災が発生し1人がけがを負ったほか、昨年だけで10件の火災が発生していたとされている。再発防止のため、各部局長に火災の原因となった機器の緊急点検を願い出たり、教職員や学生に対する安全衛生に関する教育の徹底を呼び掛けたりしていた。