6月10日午後8時ごろ、本郷キャンパス工学部5号館で火災と思われる事件が起きた。午後8時半現在、消防車や救急車、警察車両など10台以上が工学部5号館の付近を中心に活動している。
現場の消防隊員によると、詳しい状況は不明だが放水を開始しているという。周辺は数十メートルに渡って立ち入りが規制されている。工学部5号館の中から避難したという学生は「地下で実験をしていると煙が見えた。すぐ避難を促す放送が鳴り、外に出てきた」と話す。中には実験途中にゴーグルを着けたまま避難した人や、避難したものの帰宅に必要な荷物や金銭がなく途方に暮れる人もいた。
【10日午後11時30分追記】
10日午後10時半現在、工学部5号館周辺の立ち入り規制は解除されたが、現場の消防隊員によると現在も残火処理をしているという。工学部5号館内への立ち入り規制は続いている。