年に1度、卒業生を母校に招待する第15回ホームカミングデイが15日、本郷・駒場キャンパスで開催された。各所で模擬店が出され、各学部や同窓会の講演会や座談会が行われた。

　安田講堂での座談会には石川正俊教授（情報理工学系研究科長）らがパネリストとして登壇し、アナウンサーの桝太一氏が司会を担当した。テーマは「『知』がひらく～新たな価値創造への挑戦～」。石川教授が「『80を90にする人材』だけでなく『0を50にする人材』を評価したい」と語るなど、新しいアイデアを生む人材の評価が大学の重要な役割との意見で一致した。

　1948年卒業のある来場者は「法文系の建物は昔と変わらなくて良いね」と、懐かしそうに現在の東大を眺めていた。

この記事は、2016年10月25日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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