ホッケー部男子(関東学生2部リーグ)は11月25日、1部8位の学習院大学と秋季リーグ1部2部入替戦を戦い、6―2で勝利した。今季はリーグ戦・順位決定トーナメントを合わせて6戦全勝で閉幕。来季は2016年春季リーグ以来4季ぶりに1部でシーズンを迎える。
東 大|24|6
学習院大|02|2
1部昇格が懸かった今季最終戦。東大は、前半からボールを支配して積極的に攻撃を続ける。開始6分、敵陣でボールを奪って相手の反則でペナルティーコーナー(PC)を得ると、2部でMVPを獲得した浅野康一郎選手(工・3年)が落ち着いてシュート。ボールはネットに突き刺さり、先制点を挙げる。
東大はパスカットで学習院大にボールを運ばせず、ボールを運んでも味方が来る前に囲んでボールを奪って得点機をつくらせない。サークル内の反則でPCを与える場面もあったが、シュートされたボールがポストに当たるなど運も味方につけ、失点を防ぐ。するとその直後、東大は再びPCを得ると、ショートパスを受けた北村和紀選手(工・3年)のシュートに長尾彰吾選手(経・4年)が触れてゴールにねじ込み、追加点とする。
2―0のまま迎えた後半開始早々、東大は右から左に一気にボールを通し、最後は浅野選手が正面からゴールを決め3点目。直後にペナルティーストロークで2点差に詰め寄られるも、早いパス回しでボールを持ち続け、吉川剛選手(文Ⅱ・2年)のキーパーの股を抜くシュートで追加点を挙げる。その後も相手を上回る運動量を保って試合を支配し続け、6―2で快勝した。
東大は前回1部でプレーした16年春に1勝もできずに2部降格した後、16年秋・17年春と2部のリーグ戦で全勝を続けながら1部復帰を果たせずにいた。今季もリーグ戦を3戦全勝とすると、東海大学との順位決定予選をシュートアウト戦で制し、19日のリーグ優勝決定戦では立教大学を完封して2部優勝を決めていた。4季ぶりに1部でシーズンを迎える来季、まずは1部残留が目標となる。
(文・竹内暉英)