ホッケー部女子(関東学生1部リーグ)は18日、秋季リーグ第3戦で慶應義塾大学と対戦し、終盤に失点して0―1で敗れた。2010年の創立以来初の1部で戦う今季、リーグ戦全3試合で完封負け。1部残留を目指し、11月7日の順位決定予選に臨む。
ゴールが決まり、喜ぶ慶大の選手とうなだれる東大の選手(撮影・矢野祐佳)
東大|00|0
慶大|01|1
東大は序盤から慶大に押される展開が続くが、ゴールキーパーの田中千尋選手(農・3年)を中心に、堅い守りを見せる。前半19、24分には自陣ゴール近くでの反則で慶大にペナルティーコーナー(PC)を与えたが、得点を許さず0―0で試合を折り返す。
後半も慶大がボールを支配。主に右サイドから岩﨑絢香選手(慶大・3年)を中心に攻め立て、後半だけで5回のPCを獲得する。しかし東大は再三のピンチを体を張って防ぎ、反撃の機会をうかがう。
東大は攻撃に耐えてからのカウンターを試みるが、前線へのパスが通らず決定機を作れない。後半25分にはボールを敵陣ゴール付近まで持ち込んだが、ゴールキーパーに阻まれシュートを打てずに終わった。
すると試合残り7分、慶大が均衡を破る。岩﨑選手が右サイドから中に切り込み、倒れ込みながらゴールを決めた。
東大は開幕戦で関東学生1部リーグ42連覇中の山梨学院大学と対戦し、力の差を見せつけられ0―25で大敗。続く第2戦では、早稲田大学に0―7で敗れた。東大は1部Aプール4位となり、11月7日に1部Bプール3位の立教大学と対戦。負けると11月28日実施の1部2部入れ替え戦の出場が決まる。
(文・石原祥太郎)
この記事は、2015年10月27日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。