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2020年5月28日

駒場Ⅰキャンパス 仮設体育館解体へ 新体育館は竣工済み

 東大教養学部は1日、駒場Ⅰキャンパスの正門横にある仮設体育館の解体工事を12日から開始すると発表した。18日には東大の施設部計画課への取材により、新体育館が4月30日に竣工していたことが確認された。

 

 仮設体育館は、老朽化した第2体育館などを解体し新体育館を建設する「駒場コモンズ計画」の一環で、新体育館が竣工するまで第2体育館の機能を代替するために建てられた。解体期間は12日〜7月31日で、アドミニストレーション棟と仮設体育館の間の通路は通行不可となる。

 

 新体育館は当初2018年12月に起工し、19年12月に竣工予定だった。しかし地盤改良工事の掘削時にコンクリートなどの地中埋設物が発見され、産業廃棄物として処理が必要となったため工事に遅れが生じたという。仮設体育館の解体は20年4月中に終わる予定だったが、新体育館の竣工が遅れた影響で起工が後ろ倒しになった上、現状復旧に時間を要することから工事期間が長期化した。

 

 一連の工事は公共工事とみなされたことから、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う緊急事態宣言発令中も事業の継続が求められるとされていた。工事受注者からの申し出があれば中止することになっていたが、申し出がなかったため工事を継続したという。


この記事は2020年5月26日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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