2023年度東京大学秋季学位記授与式・卒業式が9月22日、東京大学大講堂(安田講堂)で挙行された。対象は今年4月から9月までの大学院修了者および学部卒業者。新型コロナウイルスの流行後初めて、4年ぶりに家族らの対面参加が認められた。
藤井輝夫総長は告辞の中で、100年前の関東大震災を取り上げ、関東大震災から研究者たちが分野横断的な連携・協力をすることの大切さを学んだことを振り返った上で、問題の解決策を見つけ、興味関心を通じて他者とつながるために生涯学び続けることの重要性を強調した。
答辞は修了生総代の坪内俊太郎さん(数理科学系・博士)と卒業生総代のクリストファー・ポール・クレイトンさん(養・4年)が述べた。
式典は英語で行われ、参加できない修了者・卒業者とその家族向けに、インターネット上でライブ配信された。座席の間隔を空けるなど感染対策は実施されず、コロナ禍以前と同様の規模で開催された。