2022年度東京大学秋季学位記授与式・卒業式が9月22日、東京大学大講堂(安田講堂)で挙行された。対象は今年4月から9月までの大学院修了者および学部卒業者。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、修了者・卒業者のみの参加となった。式典は英語で行われ、参加できない修了者・卒業者とその家族ら向けに、インターネット上でライブ配信された。
藤井輝夫総長は告辞の中で、ロシアのウクライナへの軍事侵攻をきっかけとした国際秩序の乱れや、気候変動などの問題に触れた上で、言語も文化も異なる他者との対話の重要性を強調した。
答辞は修了生総代の今村祐亮さん(薬学系・博士3年)と卒業生総代の清本光さん(養・4年)が述べた。今年も、座席の間隔を空けるなど感染対策を取りながら実施された。一方、昨年行われた参加を事前登録制にし、当日の新型コロナウイルスの検査で陰性が確認された者しか参加が認められないといった対策は行われなかった。
昨年は二部制で開催。今年は新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、一部制で実施された。