2020年度卒業式が3月18日に挙行され、学部生3083人が卒業した。19日の学位記授与式では、修士課程生3156人、博士課程生1046人、専門職学位課程生321人の計4523人が修了した。昨年と同様、東京大学大講堂(安田講堂)には各学部・研究科の代表者のみ出席。式はライブ配信された。
今月で退任する五神真総長は卒業式の告辞で、東大が非西洋文化に根差しつつ世界の学問の最先端に参画する稀有な大学だと指摘し、その礎を築いた人物を紹介。未来社会協創の資金として発行した大学債は先人が東大で築いた実績に支えられていると述べ、卒業生には人類共通の課題に取り組んでほしいと語った。
卒業生答辞は、吉田智治さん(理・4年)と佐藤大樹さん(経・4年)が述べた。吉田さんは海外での研究を通して多様な考えを知り、物事をより客観的に捉えられるようになったと回顧。佐藤さんはコロナ禍で対面での議論が減ったことを惜しみつつ、卒業後も学び続けることを誓った。
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