東京大学消費生活協同組合(東大生協)の運営する本郷キャンパスの御殿下グラウンドパンショップが、1月31日に閉店した。東大生協は今後、付近の本郷第二購買部を利用するよう呼びかけている。
当該店は本郷キャンパスの御殿下グラウンド付近にあった。平日午前11時30分から午後2時の間に営業し、おにぎりや弁当、飲料などを販売してきたが、新型コロナウイルス流行以前から赤字が続いていた。コロナ禍では利用客が見込めず、一時閉店。2023年10月に営業を再開するも、利用者が1日あたり21人と営業継続が難しい状況が続いた。組合員の福利厚生維持のため、利用者の少ない夏季休暇期間中は閉店するなど赤字削減に取り組み、東大生協全体としてバランスを取りながら運営を続けていたが、東大生協全体の運営が厳しさを増しており、閉店に至った。
閉店にあたり、東大生協やパンショップには閉店を惜しむ声が寄せられているという。なお、今年4月より本郷第二購買部の午前10時から午後6時までの営業時間を、午後7時まで延長することを検討しているという。