対面とオンラインのハイブリッドで開催される五月祭。キャンパスに来場者を入れる形で学園祭が行われるのは2019年の駒場祭以来実に2年半ぶりだ。本特集では東大新聞が厳選した7企画を紹介する。どの企画も知れば知るほど面白い。五月祭当日は、その魅力を自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。 (紹介文、画像は各企画提供)
ジャズ演奏 Keystone Corner
【団体名】東京大学ジャズ研究会
【開催日時】5/14、15(タイムテーブルは東京大学ジャズ研究会のTwitterを確認)
【所要時間】お好きなだけ
【開催形態】対面(工学部1号館1階12号講義室)/オンライン
※五月祭ウェブサイトの企画ページはこちら(対面/オンライン)
東京大学ジャズ研究会は主にトリオやクインテットなど少人数でジャズを演奏するサークルです。普段は毎週金曜日の放課後にセッションを行っています。五月祭ではバンドを組んで、セッションでは演奏できないような曲を含め、さまざまな曲を演奏します。選曲には部員の趣味が色濃く出るので、筆者も楽しみにしています。
また五月祭という特別な場が、演奏をスリリングなものにするでしょう。私たちのジャズ研はリサイタルや五月祭でもソロはアドリブがほとんどなので、部員たちはその場の音に反応しながら次の音を鳴らしていきます。つぎに何が飛び出すかわからない中、みんなが本当に息のあった演奏をしたときには、すべてが鮮明で、躍動的で、それでいて心地よいものになります。その瞬間はある意味では偶然に生まれたもので、意図して再現できるものではありませんし、だからこそその瞬間は特別に素晴らしく、私たちがアドリブで演奏する意味のようなものの一つはそこにあると思います。私たちはどうにかその瞬間に出逢おうと、セッションに通い、練習を積み重ねています。
ジャズというジャンルに慣れない方もいらっしゃると思いますが、実のところちょっとなめらかなポップスですので、ゆるりとお聞きください。