対面とオンラインのハイブリッドで開催される五月祭。キャンパスに来場者を入れる形で学園祭が行われるのは2019 年の駒場祭以来実に2年半ぶりだ。本特集では東大新聞が厳選した7企画を紹介する。どの企画も知れば知るほど面白い。五月祭当日は、その魅力を自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。 (紹介文、画像は各企画提供)
第74回模擬裁判『踏まれた蝮』
【団体名】東京大学法律相談所
【開催日時】5/14 上映12:50~14:50(開場12:30)
【所要時間】2時間
【開催形態】対面(安田講堂)/ オンライン
*五月祭ウェブサイトの企画ページはこちら(対面/オンライン)
当団体は「地域社会への貢献」と「学問的研鑽(けんさん)」を二大理念とし、法律相談活動に加え、毎年五月祭での模擬裁判上演にも取り組んでいます。模擬裁判は、脚本や判決文の執筆から演出に至るまで、卒業生の法曹関係者等のアドバイスの下、所員が一から制作する完成度の高い法廷劇で、法律を身近に感じていただくことを目指しています。例年「みどころ企画」として2000名もの方々にご来場いただいています。
今年度の第74回模擬裁判『踏まれた蝮』では、パワハラ・労働環境をテーマに、現代の日本企業が抱える病理を職場の人間模様を通じて描きだします。本裁判では、上司の厳しい態度に耐えかねた被告人が上司に睡眠薬を盛った結果、交通事故が発生したという事案について、この行為が殺人未遂に当たるのか、それとも突発的な傷害に 過ぎないのかという点が争われます。加害者の意図と被害者の受け取り方が表裏一体を成すパワハラ行為について、どのような判断が下されるのかにも注目です。
※今年は対面開催とYouTubeでの配信があります。対面参加される場合の予約の詳細については、五月祭ウェブサイトをご確認ください。
【記事修正】2022年5月6日午後1時51分 一部表現を修正しました。