対面とオンラインのハイブリッド開催の五月祭。入構制限なしでの開催は2019年以来実に4年ぶり。本特集では、3日間に分けて東大新聞厳選の9企画と、二つののおすすめプランを紹介する。最終日の今回はおすすめプランの紹介。(構成・新内智之)
おすすめプラン1 ~学びに触れる~
10:00 多分野の大学院生と交流し研究を知る
「大学院生詰め合わせ」の企画で研究の一端を知る。分野を超えて大学院生が集まるのは貴重。興味のある分野以外ものぞいてみよう。思わぬ出会いにつながるかも。一つ一つの講演は短いので、時間が空いたら何度も足を運ぶのも手。(45 分程度)
11:05 模擬裁判を傍聴
法廷━━。報道でしばしば目にするが、中に入ったことがある人は少ない。東京大学法律相談所の模擬裁判は実際の大きさ、雰囲気を感じるチャンス。この企画は毎年、社会問題を取り上げる。日本の課題や司法の手続きも垣間見よう。(2時間)
13:00 立体日本地図を見る
東京大学地文研究会地理部の展示は立体日本地図。勾配や地形の規模など細部までイメージできる。地理が好きな人は時間を忘れて心ゆくまで堪能しよう。苦手な人でもなじみ深い場所を見て意外な発見があるに違いない。(20 分以上)
14:00 サイエンスを楽しく学ぶ
教科書や授業とは違った科学の楽しさを味わえるのは東京大学サイエンスコミュニケーションサークル CASTの企画。サイエンスショーや工作企画を予定。どの企画もただ楽しいだけではない。CASTメンバーによる解説付きで背景知識への興味も湧き立つはずだ。(1時間程度)
おすすめプラン2 ~体験を楽しむ~
10:00 大学の中の水族館に行く
まずは弥生キャンパスへ。水圏生物科学専修の「東大水族館」は、なじみのある魚からめったに見ない魚まで幅広く展示。川や海の生物を専門にする学生の手ほどきで驚きの生態に数多く出会う。(1時間)
11:20 プラレールとプログラミングの融合を体感
プラレールは子どもの遊び、ではないようだ。プログラミングを活用してプラレールを「魔改造」するのが東京大学プラレーラーズ。今年は線路上に障害物を出現させる。鮮やかな障害物回避に感動しつつプログラミングについても質問してみよう。(1時間)
12:45(1日目) 未知の楽器エレクトーンの音色に触れる
「エレクトーンってなんだ」。演奏が始まるとさまざまな楽器の音色が鳴り響いて驚く。「どうしてこんなに豊かな音が出るんだろう」。気付けば魅了され次のコンサートの情報を調べているかも。(1時間)
15:30(1日目) 踊りだけではないフラメンコの魅力を実感
海外情緒を感じたくなって東京大学フラメンコ舞踏団の公演を見に行く。プロ仕込みの本格的な振り付けに魅せられる。演奏にも注意してみるのも、ギターの音色などオーケストラとの違いが見えてきて面白い。(1時間)