総長対話「総長と授業料および東京大学の経営について考える」の事前資料が6月14日、参加申込者に公開された。資料は学生へ向けた支援制度の紹介と、東大を取り巻く財務状況についてのデータを集めたもの。21日開催の学費問題に関する「総長対話」はZoomウェビナー形式で、総長から10分程度の説明の後に質問を受け付ける。参加時は所属や名前の設定が必要だ。
総長対話の事前資料は日本語版・英語版からなる。前半は現在利用可能な学生の経済的支援について掲載。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度や東大の支援制度の紹介などからなる。
後半は財務的な情報をまとめたもの。運営費交付金に関するデータのほか、世界の有力大学の授業料に関する表など他大学の情報を掲載する。世界の有力大学の授業料一覧では、英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表する世界大学ランキング2024の順位を併記した。
東大本部広報課への取材によると総長対話には750人程度の学生が参加を申請。大学側からは、複数人の東大執行部が参加予定だという。
当日は、教養学部、教育学部、文学部の学生有志がそれぞれパブリックビューイングを計画しているとみられる。駒場Ⅰキャンパスでは、東京大学前期教養学部学生自治会が13号館での実施を企画。本郷キャンパスでは、教育学部連絡会が赤門総合研究棟2階で、文学部連絡会が安田講堂前での実施を企画している。
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