2月4日、東大駒場Iキャンパス15号館で不審者が確保され、警察に引き渡された。
教養学部総務課広報・情報企画チームによると、2月4日午後7時過ぎに職員から不審者がいると通報があった。正門守衛室から駆けつけた守衛2人が15号館内で不審者を発見し、確保。その後、110番通報を行い、午後7時40分ごろに現場に到着した目黒警察署員に引き渡した。今回の事件による盗難被害の報告はなかった。学部は、不審者が警察にどのような処分を受けたかは把握していないとしている。東京大学新聞社の取材に対し、警視庁は不審者の処分については今まで公表していないため答えられないとした。
今回確保された人物は、駒場Iキャンパスの15号館や16号館で以前から目撃されていた不審者であると確認された。大学側はこれまで当該人物に対し、学外者の建物への立ち入りは禁止されていると厳重に注意していたという。
大学側は再発防止策として、正門守衛室による建物周辺の巡回を強化し、「関係者以外立入禁止」の掲示を行うと共に、15号館・16号館の関係者に注意喚起のメールを送付した。15号館には研究室が多く、危険な薬品や放射線を使用する実験装置もあるため、関係者に施錠の徹底を改めて呼び掛け、防犯体制の強化に努める方針だ。