3月16日午後11時36分に発生した福島県沖を震源とする地震について、東大は23日時点で東大構成員1人が構外で軽傷を負ったものの、全体として大きな被害はなかったと明らかにした。本郷キャンパスで文学部図書館の本が落下した他、薬学系研究科・天然物合成化学教室のナトリウムランプが故障したなどの被害が報告されたという。今回の地震では関東圏で大規模な停電が発生したが、停電による研究施設、設備などへの影響はなかった。東大本部広報課が東京大学新聞社の取材に対して回答した。
今回の地震の規模を示すマグニチュードは7.4と推定され、福島県、宮城県で最大震度6強、東京都で震度4を観測した。東大は地震発生に伴い一般的な被害確認などの対応をとった他は特別な対応を講じていない。