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2016年11月30日

文科省が大学評価を公表 英語教育に一定の評価 個人情報管理などに指摘も

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 文部科学省は15日、国立大学法人などが2015年度に実施した業務実績の評価を公表し、東大は14年度同様「『法人の基本的な目標』に沿って計画的に取り組んでいる」とされた。教育環境の整備が評価された一方、個人情報の不適切な管理などが指摘された。

 

 全体評価では、英語の話す力を伸ばす1年次の講義「FLOW」新設などが、国際化に対応する教育制度構築と評価対象に。新予算配分制度なども認められた。

 

 項目別では全項目で14年度と同評価(表)。「業務運営」では将来構想の「東京大学ビジョン2020」策定と周知の徹底、「財務内容」では予算配分の合理化、「自己点検・評価・情報提供など」では日英2カ国語での財務報告が評価された。「その他業務運営」では個人情報が一時ウェブサイトで閲覧可能となるなどの管理不足が14年度に続き指摘され、放射性物質の不適切な管理も課題に。「産業競争力強化法の規定による出資など」では大学発ベンチャーへの支援事業計画の遅れが問題視された。

 


この記事は、2016年11月29日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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