2019年度秋季入学式が20日に安田講堂で挙行された。大学院には修士課程444人、博士課程309人、専門職学位課程53人の計806人が入学。教養学部PEAKには37人、理学系研究科・理学部が実施するグローバルサイエンスコースには4人が入学した。
五神真総長は英語の式辞で、世界が分断されつつあるとし、万葉集を典拠とした新元号「令和」の文字が中国の古典『文選』にも見られることを異文化受容の例に挙げた。その上で総合大学に在籍する強みを生かし、知の越境を実践すること、既成の知の在り方にとらわれず、超えていく感性とバイタリティーを持つことが重要だとし「分断の流れにあらがい、あらゆる『知』の蓄積を共存させ統合し、未来を切り開いていってください」と語った。齊藤延人医学系研究科長も式辞を述べ、新入生代表の査承晗さん(数理科学・博士1年)とマヒ・パトキさん(養・1年)が宣誓した。