2016年度秋季入学式が9月23日に安田講堂で行われ、学部に36人、大学院に657人が入学した。学部入学者の全員が留学生で、31人が授業を英語で行う教養学部のプログラム「PEAK」に所属。大学院入学者のうち留学生は522人で、工学系研究科への入学者が368人と全体の過半数を占めた。
五神真総長は英語での式辞で「人々が各地域や文化の中で培ってきた独自の知の強みを連携させる中で、世界の諸課題の解決の道筋を見つけていくことが強く求められている」と話した。新井洋由薬学系研究科長も登壇し「学問は細分化しているが自然はつながっている」と述べ、分野横断の大切さを説いた。
新入生を代表してジュン・チャン・ヤンさん(医学系・博士1年)とボガタイ・ストパル・エラさん(養・1年)が宣誓。ヤンさんは「自国の学生としてではなく、世界の学生として、力を合わせて世界の問題に対処したい」、エラさんは「世界を変える前にまずは自分を変えたい」とそれぞれ抱負を語った。
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この記事は、2016年10月4日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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