学術

2016年4月10日

東大の入学式は、なぜ12日開催なのか

写真は2014年度のもの(撮影・渡辺健也)
写真は2014年度のもの(撮影・渡辺健也)

 

 来たる4月12日、2016年度東京大学学部入学式と大学院入学式が、日本武道館(千代田区)で挙行される。慶應義塾大学が学部入学式を4月1日、京都大学が学部入学式と大学院入学式を4月7日に入学式を開催する(いずれも2016年度)など、諸大学の中で遅めの日程での開催だ。東大の新入生は入学式に先立って、既に5日から授業を受けている。

 東大の入学式が原則として4月12日に開催されているのは、4月12日が東大の創立記念日だからだと言われている。1877年の4月12日、東京開成学校と東京医学校が合併し東大が開設された。その際東京開成学校には法学部・理学部・文学部の3学部を設け、東京医学校には医学部が設けられ、合わせて4学部編成で舵を切った。

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 50年前の東大の入学式も、4月12日に挙行されている。記事によると、当時は本郷キャンパスの安田講堂での開催だった。

 このように原則12日開催の東大の入学式だが、実は12日に挙行されるのは2013年度以来3年ぶり。2015年度は12日が日曜日だったため翌日の13日(月)に、2014年度は12日が土曜日だったため前日の11日(金)に開催されている。新入生、そしてご家族の皆さまには、3年ぶりの12日開催の入学式を存分に満喫してほしい。

(文・石原祥太郎)

 

2015年度入学式の様子はこちら→ 武道館で東大入学式。五神総長「既存の常識超えよ」

2015年度秋季入学式→ 秋季入学式、3年ぶりに安田講堂で 新入生は625人

2014年度入学式→ 3158人の新東大生 ~ 総長「新世界に己を投げ込め」

2014年度秋季入学式→ 本郷にて秋季入学式

2014年度秋季入学式関連→ 秋季入学式の当日が休みに

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