最新ニュース

2016年9月8日

センター試験に替わる新テスト 記述式試験は大学が採点か

 国立大学協会は8月19日、大学入試センター試験に替わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で、記述式試験を大学が採点する選択肢を示した。個別試験までの時間的余裕ができ、大学が独自の採点基準で主体性を発揮できるとした。

 

 学力評価テストで導入が予定されている記述式試験は、2月初旬の前期日程試験出願までに採点できるのかなど採点期間が課題の一つだ。国立大学協会は、大学が採点するには負担軽減が不可欠とし、個別試験で記述式を課している大学に学力評価テストの記述式を入試に利用しないことを認める案も提示。現行のセンター試験より早めに実施する案なども出した。

 本部入試課は、学力評価テストの記述式を採点できるかという質問に対し「記述式問題導入の可否、導入した場合の分量もはっきりしていない現時点でコメントすることはない」と回答。「今後の国立大学協会などでの検討の推移を注視しつつ、必要に応じ学内での検討を進めていく」とした。

 


この記事は、2016年9月6日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

2771_9_6pop622

ニュース:「文Ⅰ→法」の人気低迷に迫る 授業・試験に不満? 「つまらない」「一方通行の講義」
ニュース:理・化学科、低迷続く 17年度進学選択 薬も定員割れの可能性
ニュース:ABUロボコン 準決勝で惜敗
ニュース:学力評価テスト 記述式試験は大学が採点か
ニュース:第55回七大戦in東京 8月終え首位堅持 弓道女子、3年ぶり優勝
企画:東大生協70年の歩みを振り返る 戦争直後から学生生活を下支え
企画:地域間の教育格差の実態とは 個性が尊重される環境づくりを
企画:東大バリアフリーの「今」②駒場編 健常者への意識浸透が鍵
ひとこまの世界:代々木公園でオリンピック気分
連載小説:『猫と戦争と時計台』㊳
青春の一冊:小出昭一郎『物理と微積分』(共立出版) 松本悠特任講師 (教養教育高度化機構初年次教育部門)
キャンパスガール:稲永真守梨さん(文Ⅲ・2年)

※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る