二次試験まで残り11日の今日は、現役東大生の合格体験談を紹介します。 前回に引き続き、3年間の浪人生活の末、東大合格を果たした長谷川真邑さんのお話です。
今回の合格体験記は、三浪の末、東大合格を果たした長谷川真邑(ますみ)さん。文科三類で入学し、現在は文学部社会学専修過程3年生です。多浪ならではの話を伺いました。
――早稲田で仮面浪人されたそうですが、どういう受験生活でしたか。
受験当初は経済学がやりたかったので、それで政治経済学部に入ったのですが、学んでいるうちに自分がやりたいことは経済学ではないという思いに至って、それで受験を決めました。センター試験締切当日に決断して、そこから死ぬ気で勉強して受かりました。
――その期間で合格は、すごいですね。
いや、きちんと大学の授業受けていれば、能力はそんなに落ちません。英語はむしろ大学生になってからの方が授業で鍛えられますし。数学の授業もありましたし。 だから仮面浪人の方で大変なのは、人付き合いとか、自分のモチベーションの管理です。自分は1年生の上半期は、「ほどほど」に楽しかったんですね。この「ほどほど」がよかったんでしょう。やっぱり満足できない、ということが分かりましたから。 受験を決めた際には、予備校時代の友達には相談していましたが、大学の友達には言っていませんでした。
(聞き手 沢津橋紀洋)
この記事は、2015年2月に公開した記事の再掲です。