二次試験まで残り12日の今日は、現役東大生の合格体験談を紹介します。 今回は3年間の浪人生活の末、東大合格を果たした長谷川真邑さんに話を伺いました。
今回の合格体験記は、三浪の末、東大合格を果たした長谷川真邑さん。文科三類で入学し、現在は文学部社会学専修過程の3年生です。多浪ならではの話を伺いました。
――まずは、受験経過について教えてください。
香川県の丸亀高校出身です。現役で落ちた後、東京に出てきて駿台予備校に通っていました。一浪で受験も失敗して、二浪目も色々あって失敗。そこで早稲田の政治経済学部に入ったのですが、どうしても諦められなくて、センター試験出願日当日に受験することを決めて、そこから猛勉強して合格しました。
――なるほど…。二浪目のときは何があったのですか? まず、予備校に通ってなかったんです。予備校の授業って毎年同じなんですよ。だから受ける意味ないなぁと思って。そのときは京王線沿いに住んでいたのですが、色々やらかしていましたね。2010年でサッカー・ワールドカップもあって、日本代表がカメルーンに勝利したときは、近くの味の素スタジアムで仲間と上裸で騒いだんです。そうしていたら警察に職質を受けて(笑)。そのときに仲間は「大学生です」って答えているのに、自分は予備校も通ってないので「無職です」って答えたんですね。あれは悔しかったですね(笑)。
あと、二浪の人は全員悩むと思いますが、成人式がありますよね。僕はわざわざ香川に帰って、飲み会も含め全出席しました。それで羽目を外しすぎて風邪を引いて、センター試験のときも治ってなかったですね(笑)。今思うと落ちて当然というか。だいたい、年を通して一日の平均勉強時間は一時間そこそこでしたから。
――激しいですね(笑)。次回は早稲田での仮面浪人についてや、受験生活について伺います。
(聞き手 沢津橋紀洋)
この記事は、2015年2月に公開した記事の再掲です。