受験

2016年2月8日

受験生応援! 君が通う街 東京案内 その③上野

センター試験が終わり、受験生のみなさんは二次試験の勉強に本腰を入れて取り組んでいる頃だろう。残り20日をきった受験生生活を応援するために、東大新聞では勉強にはげむ受験生を応援する特別企画「二次試験カウントダウン」を行っている。

二次試験まで残り17日の今日は、合格すれば通うことになる東京の魅力を紹介する。第三回の今回は本郷キャンパスからほど近い上野の町についてだ。

  上野は本郷から徒歩約15分で着く。緑あふれる憩いの場から、ビルの居並ぶ都会らしさまで味わえる稀有な空間だ。JR上野駅から15分ほど南に歩くと秋葉原、東京メトロ銀座線を使えば6分ほどで浅草という位置にあるのも魅力的だ。 国立西洋美術館や国立科学博物館の常設展は、東大生なら無料で観覧できるので、在籍中にぜひ活用したい。東京都美術館なども隣接するため、かなり文化的には濃厚な場所だ。一日で見て回るのは難しいだろう。

これらの美術館も含めた緑豊かな一帯は上野公園と呼ばれ、明治6年に日本最初の「公園」となった。上野公園の魅力は美術館や博物館だけではない。上野動物園は、上野公園の中でも人気のある施設だ。 上野動物園は日本で初めて、とされることが多い。まず明治15(1882)年にできた日本で初めての動物園だ。最初の水族館も上野動物園内にできた。他にも、初めて雄のキリンが生まれたり初めてモノレールが通ったりと、初めてづくしだ。

3月下旬になると、上野公園は桜で桃色の世界をなす。ぜひ足を運びたい。新入生は、合格祝いを兼ねて花見に興じるというのも悪くないだろう。上野公園では他にも、不忍池でのボート漕ぎなど、都会にありながらユニークなことができるのが魅力的。

上野写真.jpg上野公園の入り口

 上野の有名スポットにはアメヤ横丁、通称アメ横も挙げられる。魚介や青果からかばん、アクセサリーまで豊富な品ぞろえを誇るアメ横は、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で、ヒロインが加入していたアイドルグループの本拠地としても有名になった。他にも、たびたびテレビで取り上げられ、有名人を目にすることもしばしば。 上野から秋葉方面へ伸びるアメ横を抜けると松坂屋があるので、買い物がアメ横で飽き足らないという人は利用すればよいだろう。

 本郷に通う学生や教員は上野を会食の場とすることがあるかもしれない。新入生も早めに知っておこう。 (文 編集部)

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