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2024年11月1日

ECCSクラウドメール上のサービスに不具合 授業や課外活動に影響も

 11月1日午前0時頃より、ECCSクラウドメール上の サービスで、ファイルのアップロード、編集ができないなどの不具合が生じている。東大は同日午前10時、情報システムの総合案内サイトuteleconに特設ページを立ち上げ、関連情報を発信。Google Workspace契約の更新に失敗したことが原因だと明らかにした。復旧の時間は未定だが、Google社がライセンス発行を準備中だという(午後3時現在)。

 

 ECCSクラウドメールのアカウントを用いた①Googleドキュメントなどの編集、作成 ②Googleドライブへのファイル追加、更新 ③Googleフォームでの回答 ④Googleクラスルームでの課題提出─などの際に、組織全体の容量が不足しているとの表示(写真)があり、操作できない状態が続いている。すでに保存されているファイルの閲覧、メールの送受信は正常に行えるという。一時的な対処法として東大は、UTOL(学習管理システム)やOne Driveでの代替を提示している。

 

ECCS不具合
組織の空き容量がないとの情報がドライブの表示画面上部に表示される(写真は記者のGoogleドライブの画面)

 

 東京大学新聞社は、この問題に関連して学生に聞き取り調査を行った。ALESA(英語論文を執筆する文系の1年生を対象とした必修科目)でGoogleクラスルームを活用しているため、課題用のWordファイルの提出や提出後の編集ができないという事例が聞かれた。授業評価への影響を懸念する声もあった。授業実施に当たっても、授業ノートとしてGoogleドキュメントを活用している場合や、授業で同時編集機能を活用する場合に影響を及ぼしている。いずれも学生や教員の個人アカウントで代替したという。サークルが主催するイベントのフォームが受付終了となるなど、課外活動にも支障をきたしているようだ。

 

 学生会館運営委員会は公式Xで、共用部屋抽選フォームが停止していると発表している。対応方法については検討中だという。

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