東大と積水ハウスは6月29日、積水ハウスによる総括寄付講座を東大総長室総括プロジェクト機構内に設置し、6月1日から活動を開始したと発表した。設置期間は2025年5月31日までの5年間。
今回設置された「国際建築教育拠点(SEKISUI HOUSE-KUMALAB)」は①国際デザインスタジオ②デジタルファブリケーションセンター③デジタルアーカイブセンター の3拠点から成る。国際デザインスタジオは最先端の研究・教育を通して建築の文化多様性への貢献を検討する国際的なプラットフォームを目指す。今後は国際的な建築家や研究者に指導や運営への助言を依頼する予定だ。デジタルファブリケーションセンターは「人と自然の共生」をテーマに先進的なデジタル技術を用いて生み出される建築の人間性豊かな生活への貢献について研究する。デジタルアーカイブセンターは建築資料の保存などを主軸とした研究・教育拠点の構築を目指す。
この総括寄付講座の運営委員を務める隈研吾東大特別教授は「さまざまな分野のエキスパートが集まり、未来の住まいのあり方を議論するような場となることを期待しています」と開講に当たりコメントを発表した。
この記事は2020年7月14日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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