太田邦史総合文化研究科・教養学部長は3月25日、東大本部・理事の指示により上級生と新入生の間で行われる課外活動の勧誘などを一律に禁止することを発表した。
太田学部長の発表によると、禁止されるのは以下の活動。
1.上クラスと下クラスの対面による顔合わせ(諸手続時)
2.サークル活動全般(対面での勧誘、土曜・日曜の活動を含む)
3.対面でのクラスオリエンテーション
以上の活動は、室内・室外に限らず全面的に禁止される。加えて、教養学部における4月からの授業の方法についてもあらかじめ定められたステージに基づいて変更するとしている。
太田学部長は声明の中で「新入生歓迎のために準備されてきた皆さんには、本当に申し訳なく思います。しかしながら、皆さんに感染が広がることを防ぐことを第一として考え、今回の決断をいたしました」と学生に理解を求めた。
太田学部長の声明の全文はこちらから。
【2020年3月26日13時18分追記】
太田学部長は26日、東京大学新聞社の取材に対して、禁止の対象として念頭に置かれているのは対面での活動であり、オンラインでの活動については新歓も含めてこの限りではないとした。今回の教養学部の措置は、基本的に教養学部・駒場Ⅰキャンパスにおける活動に限定されるものであり、東大全体の団体活動自体について制限をかけることはしていないという。