部活・サークル

2023年3月28日

運動会・研究会・サークル紹介 まだ見ぬ世界に踏み出そう~東京大学運動会ゴルフ部編~

 

 東大には多種多様な部活・サークルがあるが、団体を選ぶ際には、似た分野の団体間でどんな違いがあるか分からず苦労することも多い。運動会・文化系・学術系の団体一つずつについて、固有の特徴や魅力を紹介する。(情報は取材時時点。写真はいずれも各団体の提供)(構成・新内智之、取材・新内智之、堀添秀太、佐竹真由子)

 

 東京大学運動会ゴルフ部の最大の目標は毎年春と秋に開催される関東大学ブロック対抗戦での優勝。個々の部員の技術やマナーの育成をもう一つの目標として、日々の練習に励んでいる。

 

 5月のブロック対抗戦に向け、春休みには3度の合宿や一橋大学との交流試合を行う。6月の京都大学との交流戦、8月の七大戦を通して技を磨き、同月末の秋のブロック対抗戦に挑む。本年度春はブロック5位と悔しい結果に終わったが、実戦的な練習を積み直し、秋にはブロック準優勝まで成績を上げた。

 

 社交性を重視する趣味としてのゴルフとは異なり、競技ゴルフでは真剣にスコアを競い合うことが求められる。主将を務める片岡稔貴(としき)さん(経・3年)は「一打を削り出すときには、風や地面の状態を確認するのみならず、自分の気持ちに打ち勝つことも必要です」と語る。

 

 個人競技のゴルフをチームで練習する意義の一つは、教え合い励まし合う仲間の存在だ。大学の競技ゴルフでは経験者が活躍することが多いというが、ゴルフ部では初心者の育成に力を入れている。学年に関係なく意見を出し合い初心者も主体的に練習できるようにしているほか、部員同士で指導し合う制度で初心者指導の教材や方式を整備。毎月の練習参加回数にノルマを設け、真剣に練習に打ち込む環境も整えている。

 

 

 「競技ゴルフは、自分と徹底的に向き合うことを求める奥深いスポーツです」と片岡さん。「真剣な仲間たちと大学で一つのことに打ち込みたい人にはぜひ参加してほしいです」

 

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