部活・サークル

2023年3月27日

運動会・研究会・サークル紹介 まだ見ぬ世界に踏み出そう~東京大学現代国際法研究会編~

 

 東大には多種多様な部活・サークルがあるが、団体を選ぶ際には、似た分野の団体間でどんな違いがあるか分からず苦労することも多い。運動会・文化系・学術系の団体一つずつについて、固有の特徴や魅力を紹介する。(情報は取材時時点。写真はいずれも各団体の提供)(構成・新内智之、取材・新内智之、堀添秀太、佐竹真由子)

 

 東京大学現代国際法研究会は、筒井若水名誉教授のゼミが前身となって設立されたサークル。主な活動は模擬裁判大会への出場と国際法に関する勉強会の実施だ。昨年度は世界最大の国際法模擬裁判大会「Jessup国際法模擬裁判大会」の世界大会で部員が論者として6、7位に選ばれ、本年度は宇宙法模擬裁判日本大会で総合優勝、部員が最優秀弁論者賞を受賞した。

 

 活動のモットーは「仲間との議論を通じて、国際法や国際政治への理解を深める」。普段の勉強会などは和気あいあいとしているが、模擬裁判大会の準備では下級生と上級生が対等な立場で真剣に議論している、メリハリの効いたサークルだという。

 

 勉強会には新入生に国際法の基礎知識を提供する国際法勉強会と、そこで扱えなかった話題を掘り下げる分会がある。代表の小渕朝陽さん(文I・1年)は「上級生が一から丁寧に教えるので、国際法に詳しくない人でも大丈夫です」と語る。分会は1年生でも立ち上げることができ、昨年は自衛権や知財法などについてのゼミや、ウクライナ情勢についての議論やレクチャーを行った。

 

勉強会の様子

 

 国際法模擬裁判大会へ出場できることも独自の魅力として挙げる。「論理的思考力や議論する仲間が手に入ります」。英語で行う模擬裁判大会もあるので、国際交流に興味がある人にもおすすめだという。

 

 来年度の目標は、アカデミックな部分を残しつつ、より幅広い学生に興味を持ってもらうこと。「選考がないので、国際政治に興味がある人はもちろん、同じ関心を持った仲間が欲しい方は気軽に参加してほしいです」

 

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