東大基金は11月8日、寄付制度の一部を「チアドネ」としてリニューアルしたことを発表した。申込者が自身のコミュニティー内で東大基金への寄付を呼び掛け、寄付による東大への応援が連鎖していくことを期待する。
卒業生に限らず、東大基金に寄付をしたことがある人なら誰でも参加が可能。チアドネに申し込むことで発行される応援コードを、申込者が家庭や職場、SNS等で共有し、東大基金への寄付を呼び掛ける。賛同者は、応援コードをきっかけ欄に記入し、各自でインターネットから寄付。寄付金額などに応じて、申込者には感謝状が、賛同者には東大基金からの特典が贈られる。東大を応援(cheer)したい人が、その思いを周囲に共有し、より多くの人が寄付(donation)するきっかけとなることを狙う。
東大基金は2004年の法人化を機に、研究・教育活動の基盤基金として設立され、今年3月現在、約158億円の残高を有する。創立150周年となる27年までに、基金残高200億円を目指し、寄付金受け入れ制度の拡充を図っている。