新入生の皆さん、こんにちは!新生活の準備は進んでいますか?特に地方出身の人は住まい選びが大学生活を送る上でとても重要になります。そこで今回は、さまざまな居住スタイルの選択をした地方出身の東大生の体験をご紹介します。1人目は三鷹寮に暮らす学生です。記事を読んで、自分に合った居住スタイルを考える際の参考にしてみてください!
少なくとも4年間親のお金を使いながら単身で生活することになるので、せめて最初の2年間くらいはあまりお金がかからないようにしたいと思い、親と相談して三鷹寮で生活することを決めました。三鷹寮の魅力といえば、なんと言っても寮費の安さですかね。光熱費を含めても1カ月に2万円もかからないというのは破格です。高校時代も寮で生活していたことから、新生活準備の面ではあまり苦労することはありませんでした。生協から送られてきた「ひとり暮らしの道しるべ」や「入学までの道のり」などのカタログを参考にしながら、3月中旬ごろから準備を始めました。三鷹寮にはベッドや机、クローゼットなど一部の家具はそろっているので実家近くの量販店で電化製品や日用品を中心に買い、そのまま宅急便で送りました。住民票については移さない人もいるようですが、私は「選挙にはしっかり行ったほうがいい」という親の勧めもあり、引っ越す2週間前くらいに役所に行って手続きをしました。新生活シーズンであるこの時期は役所が混み合うため、余裕を持って行っておくべきです。
上京するに当たっては、都内に複数の親戚がいて、東大や他の首都圏の大学に進学する高校時代の同級生が多かったこともあり、環境に関する不安はあまりありませんでした。ただ、料理や洗濯などの家事をあまりやってこなかったので、それらの点は親にかなり心配されました(笑)。そのため基本的なことは上京前に教えてもらったのですが、役に立ったことばかりなので皆さんも恥ずかしがらずにぜひ親御さんに聞いてみてください。
三鷹寮は寮全体のパーティーや行事ごとが多いと聞いていたのですが、参加する必要があるわけではなく、1人でいることが好きな私は少し安心しました。とはいえ、中には積極的に友だちを作っている人もいて、自由に交友関係を築けるのがいいところです。三鷹寮といえば環境や交通の便の悪さが指摘されることが多いですが、そこまで苦になったことはありません。確かに最初は驚きましたが、住んでみれば案外やっていけるものです。要するに「住めば都」ですね。ただ、共用の洗濯機があまりきれいではないので大切な服はクリーニングやコインランドリーを使いましょう。交通アクセスに関しては、多くの住人が自転車で移動をしているようです。私も一時期までは自転車を使っていましたが、最近は歩いて駅と寮を往復するのにハマっています。夜も遅い時間帯までバスが出ているので安心です。
前述したように、三鷹寮にはあまりよくない評判もあるようですが、住んでみると案外良いものです。大学生活の最初の2年間を大学の寮で過ごしてみるのはいかがですか?
(文Ⅲ・1年・男子)
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